小瀬川ダム湖は、広島県廿日市市浅原と山口県岩国市美和町に跨る小瀬川水系小瀬川に建設された多目的ダムです。このダムは、治水、工業用水、発電を目的として1965年に完成しました。堤高は49.0メートル、堤頂長は158.0メートルで、総貯水容量は11,400千立方メートルです。
このダムは、広島県と山口県が共同で管理しており、複数の都道府県が管理業務を行う唯一のダムです。また、ダム湖は「真珠湖」と名づけられており、周辺はドライブやサイクリングに利用されて人々に親しまれています。
小瀬川水系の流域は、広島県の廿日市市、大竹市と山口県の岩国市、和木町の3市1町からなる地域で、山地が約96%を占め、農地が約3%を占める土地利用パターンとなっています。この地域は、自然の美しさを残しながら、人々の生活や産業に貢献しています。