広島県三原市本町にある妙正寺は、日蓮宗の寺院です。この寺院は、山号を無量山とし、本尊は十界大曼荼羅です。
妙正寺は、延宝2年(1674)に三原城主浅野家の菩提寺として東町米田山の麓に創建されました。ただし、当時の山陽道から墓が下に見えるという理由により、わずか20年ばかりで現在の地に移されました。現在の地は、当時敵が占拠した場合、戦略上不利益になると反対があったほど城と城下を眼下におさめられる要所です。
この寺院は、瀬戸内海の島々から遠く四国連山まで見える眺望絶景の地に位置しています。眺望の良さと歴史的な背景が、訪問者を惹きつけます。