広島県三次市畠敷町にある岩屋寺は、由緒深い寺院です。この寺院は、天平年間に行基が岩屋の壁面に菩薩像を彫って信仰を始めたとされる由緒深い寺院です。真言宗醍醐派(御室派)に属し、谷川の上流の深い山中に位置しています。
寺院の境内には、独特の奇岩が並び立つ景観があります。これは、古第3紀中部始新世に形成された礫岩層が断層運動による地盤の隆起と浸食作用の結果、現在のような地形を呈するようになったものと考えられています。
本堂は昭和2年(1927)に落慶し、背後の巨岩(金剛界峰)と一体となるように建てられています。本尊は秘仏の不動明王で、毎月28日には護摩祈祷が行われます。また、大師堂は大正9年(1920)に落慶し、国の重要文化財に指定されています。