光善寺は広島県三次市三良坂町三良坂にある寺院です。同寺院は真宗大谷派に属し、山号は淵埋山、本尊は阿弥陀如来です。蓮如上人が文明7年(1475年)に創建した寺院で、出口御坊と呼ばれることもあります。
寺院の歴史は、蓮如上人が吉崎御坊を退去し、河内国茨田郡中振郷出口村(現・大阪府枚方市出口)に移り住んだことに始まります。当時、出口は小さな寒村でしたが、蓮如上人はここに出口御坊を建立し、3年間在住して近畿一円の教化を進めました。
光善寺の名は、出口に草庵を建てて蓮如上人を支えた門弟の御厨石見入道光善から取られたとされています。寺院には、蓮如上人が在住していた当時の書院が残っており、現在は萬象亭と呼ばれています。池の周囲には梓の木が茂っており、現在も残っていて大阪府の天然記念物に指定されています。
広島県三次市三良坂町三良坂1813