庄原上野公園は広島県庄原市東本町に位置する公園です。この公園は、上野公園と呼ばれる東京の公園をモデルに建設されたもので、同様に文化と芸術の香り高い施設が集積しています。
公園内には、国立博物館、国立西洋美術館、国立科学博物館、上野動物園など、東京の主要文化施設が揃っています。また、彫刻家高村光雲が作成した西郷隆盛の銅像や野口英世の銅像もあり、歴史的価値が高いものです。公園の高台部分は「忍岡」と呼ばれ、桜の名所として知られており、現在も多くの花見客が訪れます。
公園の歴史は、江戸時代に三代将軍徳川家光が建立した寛永寺が始まりです。戊辰戦争で旧幕府軍が敗北し、寛永寺が焼失した後、1870年にオランダの医師ボードウィンが公園建設を提案し、1873年に日本初の公園として指定されました。以降、文化と芸術の発信地として整備が進められています。
広島県庄原市東本町1