広島県竹原市塩町にある進物のフジは、歴史的に重要なスポットです。このスポットは、平安時代から続く伝統的な祭事「葵祭」と深く関わっています。葵祭は、京都三大祭のひとつで、約1400年前の起源を持つ優雅で古趣に富んだ祭りです。
葵祭の起源は、欽明天皇の時代に遡ります。当時、風雨が続き五穀が実らなかったため、賀茂大神の祟りであると占われ、旧暦4月に祭礼を行いました。この祭礼が葵祭のルーツとされています。平安中期以降、葵祭は「祭り」と言えば葵祭をさすほど有名になり、「枕草子」や「源氏物語」といった文学作品にも登場しています。
進物のフジは、この葵祭の伝統を今なお受け継いでいます。総勢500余名、馬36頭、牛4頭、牛車2基、輿1台による王朝行列が、およそ8キロの道のりを巡行します。この行列は、さながら現代によみがえった平安絵巻と呼ばれています。
広島県竹原市塩町1-1-10