広島県竹原市下野町にある浄念寺は、浄土真宗本願寺派に属する寺院です。この寺院は、JR呉線「竹原」駅、「大乗」駅、「吉名」駅からアクセス可能です。
浄念寺の歴史は古く、明応年間(1492~1500)に浄念という行脚僧が庵を創建したのが始まりとされています。中興は春日元忠(上杉氏の武将)が天正末年(1591)に行いました。寺勢をあげたのは寛文7年(1667)に榊原政倫が藩主となったときです。
本堂は文化15年(1818)に建てられ、平成3年に国の重要文化財に指定されています。土蔵造りの大壁とこけら葺きの屋根が特徴的です。芭蕉と曽良が参詣したことも知られています。
広島県竹原市下野町3510