弥栄峡は、広島県大竹市栗谷町後原に位置する渓谷です。この渓谷は、山口県と広島県の県境を流れる小瀬川の上流にあり、白亜紀頃の花崗岩が流水による浸食作用で削られて形成されています。特徴的な景観として、屏風岩や重ね岩が見られ、約1.5キロメートルの美しい渓谷を形成しています。
この渓谷には、遊歩道が整備されており、下流には日本屈指の規模を誇る多目的ダム、弥栄ダムがあります。周辺にはレジャー施設も充実しており、1年を通じて楽しむことができます。また、長560メートルの弥栄大橋は、西日本最大のダム橋で、周辺の緑と見事に調和しています。
弥栄峡は、自然の美しさを堪能できるスポットであり、多くの観光客が訪れています。渓谷の景観は、四季を通じて変化し、春の新緑、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪景色など、各季節の美しさを楽しむことができます。