「万葉集をよむ―東国の歌ごえ・防人歌の世界―」は、日本の古典文学に触れ、歴史の中に歌われた人々の思いを感じることができるイベントです。
このイベントは、万葉集の中でも特に防人(さきもり)の歌に焦点を当て、皆様を古代日本の世界へと誘います。
このイベントでは、万葉集の代表的な防人の歌をテーマとし、古代の人々がどのような思いで日々を送り、どのように歌を紡いだのかを深く理解していただけます。
特に、故郷を離れ北九州地域を防備する任務に就いた防人たちが、家族との別れの悲しみや、故郷を思う望郷の念を歌に託したその心情を読み解きます。
このプログラムでは、万葉集巻二十に収められた天平勝宝7年(755年)の防人歌を読み進めます。
静岡県西部の遠江国から栃木県の下野国までの6か国にわたって、防人たちが残した歌を順を追って紹介します。歌を通して、古代の日本における東国の人々の生活と、その心のうちにあった思いを知ることができます。
このイベントを通して、日本の古典文学に触れることで、日本文化に関心を持つ人々にとっては新たな学びと発見があります。
文学作品を読む行為は、その時代背景や人々の生活、思想を理解するための窓となります。万葉集は、その豊かな表現力で当時の情緒や生活を鮮やかに描き出しています。
このイベントは、万葉集の魅力を実際に体感できる貴重な機会です。歴史に基づいたこれらの歌は、現代の私たちにとっても心に響く普遍的なテーマを持っています。
歌の中に込められた感情や思いを感じ取ることで、学びの体験がより深まるでしょう。
「万葉集をよむ―東国の歌ごえ・防人歌の世界―」は、2025年5月20日から6月24日の毎週火曜日に開催されます。時間は午後1時から午後2時30分までで、全6回にわたり講座が行われます。
会場は東京都文京区にある東洋大学白山キャンパスです。公共交通機関を利用して訪問されると便利です。「白山(東京)駅」から徒歩5分、「本駒込駅」から徒歩6分、「千石駅」から徒歩12分の場所に位置しています。
参加には有料で、受講料は9,900円です(東洋大学生には別料金が適用されます)。申込および振込期間が設けられているため、事前の手続きが必要です。
「万葉集をよむ―東国の歌ごえ・防人歌の世界―」は、悠久の歴史をしのばせる万葉集の魅力を存分に味わうことができるイベントです。古代日本の文化や人々の思いに触れることで、深い学びと心の動きを感じることができるでしょう。
都会の喧騒を離れ、落ち着いた環境で日本の古典文学について知識を深めるこの機会を、ぜひご活用ください。東国の歌声と防人の思いを通して、過去と現在をつなぐ旅へとあなたを誘います。
東京都文京区白山5-28-20