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令和6年度 鴻巣市立中学校生徒海外派遣事業報告は、鴻巣市内の8中学校から選ばれた20名の生徒が、オーストラリアのボーカムヒルズ高校にて8日間の海外派遣プログラムに参加し、国際感覚と多文化理解を深める貴重な体験をしたイベントです。生徒たちは現地での授業参加やホームステイ体験を通して、言語の壁や文化の違いを乗り越えながら、世界とつながる力を養いました。以下は、イベントの概要、魅力、開催時期やアクセス方法について詳しくまとめた内容です。
令和6年度 鴻巣市立中学校生徒海外派遣事業は、次代を担う中学生が豊かな国際感覚を身に付け、国際社会の一員として自覚を持つために実施されました。この事業は、鴻巣市子ども教育ゆめ基金の一部資金を活用し、海外での学びや生活体験を通じて、生徒自身の成長と多文化交流の大切さを実感させるための取り組みです。
派遣生徒は、令和6年7月28日(日)から8月4日(日)までの8日間にわたり、オーストラリアのシドニー近郊、ヒルズシャイア市に位置するボーカムヒルズ高校で授業に参加し、現地の家庭でホームステイを体験しました。これにより、生徒たちは外国語としての英語を実践的に学び、日常のコミュニケーションの中で国際的な視野を広げる機会を得ました。
海外派遣に先立ち、生徒たちは複数回にわたる事前研修に参加しました。事前説明会や各回の研修会では、英会話の練習、ホームステイに関する注意事項、現地での活動内容やお別れパーティーでの発表練習など、万全な準備が行われました。具体的には、6月7日の海外派遣事前説明会、6月20日、7月2日、7月17日の研修会、そして7月26日の結団式と出発式が実施されました。
また、出発後は8月4日に到着式が開催され、その後8月9日の報告準備会、8月23日の海外派遣報告会で生徒たちは、実際に体験した内容や感じた思いを、英語と日本語の両言語で保護者や学校関係者、並びに支援者に向けて丁寧に発表しました。
この事業の大きな魅力は、単なる授業参加だけでなく、現地家庭でのホームステイや多様な文化に触れる体験が用意されている点です。生徒たちは、ボーカムヒルズ高校での授業に参加しながら、オーストラリアならではの教育環境や授業スタイルに触れました。現地では、生徒自らが主体的に意見を述べたり、ディスカッションに参加する機会が多く、日常の授業を通して英語力とコミュニケーション能力が飛躍的に向上しました。
ホームステイ先では、オーストラリアの生活習慣や食文化、家族との温かい交流を経験し、日本では味わえない国際感覚を身につけることができました。多文化社会であるオーストラリアの特性を活かし、さまざまな国から来た移民の家族との交流は、生徒たちに「国籍や言語を超えたつながり」の大切さを教えてくれました。
報告会で生徒たちは、「相手に伝えようとする思い」と「相手を理解しようとする思い」が心の交流を生む鍵であると語っており、たとえ英語が不完全であっても、積極的にコミュニケーションをとる姿勢が大切であると実感しています。
多くの生徒が、最初の不安を乗り越え、現地のホストファミリーや同級生との交流を通して自信を持つようになりました。ある生徒は、「言葉が通じなくても心は通い合う」と語り、バディとの心温まる会話や励ましの言葉が、その後の自分の成長に大きな影響を与えたと述べています。また、初対面の人とのコミュニケーションが苦手だったという生徒も、勇気を持って話しかけることで新たな友達を作り、国際的な視野を広げることができました。
こうした経験は、今後の進路選択や自己成長に繋がるだけでなく、生涯にわたって貴重な学びとして生徒たちの心に刻まれるでしょう。
イベントの魅力は、ただ単に現地の文化や生活を体験するだけでなく、将来の夢や目標に直結する学びを得られる点にもあります。授業の中で思考力や表現力を高めるとともに、複数の生徒が自らの進路や教師としての道に対してチャレンジ精神を見出しました。彼らは、海外派遣を通じて学んだ「挑戦することの大切さ」を、今後の学習や将来のキャリアに活かしていく決意を新たにしています。
また、複数の生徒が、国際交流によって得た経験を将来的に活かし、海外での就労や教育分野での活動を視野に入れていることから、この事業は生徒一人ひとりにとって、将来の可能性を広げる大きなステップとなっています。
今回の海外派遣事業は、令和6年7月28日(日)から8月4日(日)までの8日間にわたって実施されました。生徒たちは出発前に、6月から7月にかけて複数回の事前説明会や研修会に参加し、現地での生活やホームステイ、授業の進め方などを事前に学び、万全の準備を整えました。
具体的なスケジュールとしては、以下の通りです。
・6月7日(金) 海外派遣事前説明会(鴻巣市役所本庁舎)
・6月20日(木) 第1回事前研修会(鴻巣市役所本庁舎)
・7月2日(火) 第2回事前研修会(鴻巣市役所本庁舎)
・7月17日(水) 第3回事前研修会(吹上生涯学習センター)
・7月26日(金) 海外派遣結団式(鴻巣市役所本庁舎)
・7月28日(日) 海外派遣出発式(鴻巣市役所新庁舎)
・8月4日(日) 海外派遣到着式(鴻巣市役所新庁舎)
・8月9日(金) 報告準備会(鴻巣市役所本庁舎)
・8月23日(金) 海外派遣報告会(クレアこうのす)
このような綿密なタイムテーブルにより、生徒たちは安心して現地での生活に臨むことができました。研修会や式典では、参加者全員が一丸となって海外派遣への意気込みを共有し、出発前の緊張を少しでも和らげる工夫が随所に施されていました。
生徒たちが派遣先として選ばれたボーカムヒルズ高校は、シドニー近郊のヒルズシャイア市に位置しており、オーストラリアの多文化環境を体感するのに最適なロケーションです。現地の学校は、自由なコミュニケーションやアクティブな授業スタイルが特徴で、日本とは一味異なる学びの環境が広がっています。
帰国後の報告会は、鴻巣市内のクレアこうのすで開催され、保護者や学校関係者、また「鴻巣市子ども教育ゆめ基金」への賛同者も招かれて実施されました。報告会では、生徒たちが英語と日本語の両方で活動内容を丁寧に発表し、地域全体で海外派遣事業の意義が共有されました。
令和6年度 鴻巣市立中学校生徒海外派遣事業報告は、短期間ながらも生徒たちにとって大きな成長の機会となるイベントでした。現地での授業やホームステイ、そしてホストファミリーとのふれあいを通して、言語の壁や文化の違いを乗り越えて国際交流の意味を体感することができました。
事前の徹底した準備と現地での多様な学びは、生徒たちに「挑戦することの大切さ」や「互いに心を通わせる力」を実感させ、将来への大きな一歩となりました。今回の取り組みは、単なる海外経験にとどまらず、生徒一人ひとりの国際感覚やコミュニケーション能力を育むとともに、今後の進路選択にも大きな影響を与える貴重な機会として評価されています。
また、綿密なスケジュール管理と地域全体の支援のもと、安心して海外派遣に臨むことができた点も大きな成果の一つです。生徒たちが現地で得た体験は、これからの学びや将来の夢に向かう原動力となるでしょう。令和6年度のこの事業は、海外との架け橋としての役割を果たし、今後も多くの生徒に刺激と学びを提供するイベントとして注目されています。
海外派遣事業に参加された全ての生徒、関係者、並びに支援者への感謝の気持ちとともに、今後もこうした国際交流の機会が増え、次世代の若者たちが世界に向けて羽ばたく姿を目にすることを期待しています。もし今回のイベントに参加する機会があれば、多様な文化や言語に触れ、心を開く素晴らしい体験が待っていることでしょう。