広島県府中市元町に位置する「海賊」というスポットは、瀬戸内海の中で活動していた「村上海賊」という歴史的な海賊集団に由来しています。この集団は、海上交通の要所を支配し、文化的な生活を送っていたと伝えられています。彼らは「海の大名」と呼ばれ、独特の海城が今も残っています。
村上海賊は、海上警護として活躍し、海の安全を守る集団でした。彼らは海上の要衝に関所を構えて水先案内人の派遣や海上警護などを行い、海の安全を守りました。特に有名なのが能島城で、2014年本屋大賞1位『村上海賊の娘』の舞台となった場所です。
この集団は、優れた戦闘集団でもありました。戦国時代には因島、能島、来島の3島を本拠地とした3つの村上家が存在していました。海上での戦いや兵糧輸送などで抜群の能力を発揮し、有力大名と手を結んで勢力を拡大しました。1576年に織田信長の船団に勝利をおさめた「第一次木津川口の戦い」での活躍は有名です。