松寿寺は広島県三原市東町にある曹洞宗のお寺で、650年の歴史を持ちます。この寺は三原城築城以前の貞治4年(1365年)に本町成就寺の後方に創立されましたが、浅野城主3代忠真の時、妙正寺建立に伴い寛文9年(1669年)に現在地に移されました。
寺の境内には、武者小路実篤がこの寺に逗留していたとき、庭に這う松の支柱に書いた歌を始め、元厚生大臣中山マサや元衆議院議員副議長高津正道などの有名人の歌碑があります。また、画僧雪舟の作で全国でも数少ないキリシタン灯籠もあります。
この寺は「三原に寺は数々あれど古きが一の松寿寺」と童歌に歌われていたとおり、三原の歴史と文化を感じることができるスポットです。特に「鬼子母神の槐」と呼ばれる500年の槐の大木は子宝のパワースポットとして知られています。根元に洞穴があり、そこを潜ると子宝に恵まれると云われています。
広島県三原市東町3丁目