松見楼旅館は広島県三次市十日市東に位置する明治創業の旅館です。この旅館は、隣接するカラオケスナックが特徴的で、カラオケファンにとっては非常に便利な造りになっています。飲んで歌ってそのまま泊まれる旅館は、賑わいの場として、また人が出会う場所として、たくさんの常連客に愛されています。
この旅館は、歴史が古く、明治の創業にさかのぼります。当初は十日市小学校の近くにあり、芸者さんも在籍する料亭のような雰囲気だったそうです。現在の場所に移転したのは昭和47年のことです。スナックは、音楽好きだった先代の岩井利夫さんの嗜好が随所に散りばめられており、ギターやウクレレが並び、カラオケセットがスタンバイしています。
松見楼旅館は、同窓会や会社の歓送迎会などで頻繁に利用されています。歌に熱中する人、聴きながらお酒を楽しむ人、楽器片手にリズムをとる人、それぞれ楽しんでいただける環境が整っています。また、バラ柄の絨毯に真紅のビロードのソファ、大きな鏡張りといった内装は、まさに古き良き昭和のスナックの雰囲気を醸し出しています。