東広島市立美術館では、9月29日(日)まで「東広島市制施行50周年記念 第36回現代絵本作家原画展 よこみちけいこ―日々のたからもの」を開催中です。このイベントは、絵本・紙芝居作家であるよこみちけいこさんによる約130点の原画を展示し、彼女の温かく親しみやすい絵の世界を楽しむことができます。
よこみちけいこさんは、家族、友達、平和、自然、冒険などをテーマにした物語を温かい絵で描き出す作家として知られています。今回の原画展では、彼女のデビュー作から最新作までの原画約130点が展示されています。代表作には、呉空襲の被災女性に取材した『ふうちゃんのそら』、生活の知恵をテーマにした『ひいおばあちゃんのおおそうじ』、そして楽しい絵描き歌が登場する『まんじゅうやのてるこさん』などがあります。
さらに本展では、東広島市発祥の西条柿を主役にした描き下ろし絵本『かきのみぼうや』や、会場で遊べる「東広島まんきつすごろく」も展示されています。これらの作品はこの展示のために新たに手掛けられており、特に見どころです。また、作家が東広島市の子どもたちとコラボレーションしたプレイベントの成果展示も楽しむことができます。
よこみちけいこさんの作品は、日常の何気ない瞬間を宝物として描き出しており、訪れる人々に心温まる感動を与えます。家族や友達との時間、平和や自然の美しさを、温かいタッチで表現しています。特に、社会問題や歴史的背景を踏まえた絵本は、大人も子供も考えさせられる内容となっています。
会場で楽しめる「東広島まんきつすごろく」や子どもたちとのコラボレーション成果展示など、来場者がただ見るだけでなく、体験しながら楽しめる企画も盛りだくさんです。これにより、子供たちも飽きずに長時間楽しめることでしょう。
特定の日程では、絵本と紙芝居の読み聞かせイベントも開催されます。8月12日(月・祝)と9月14日(土)の14:00から14:40には、東広島市立図書館スタッフが読み聞かせを行います。また、9月23日(月・祝)には東広島ろうあ協会による手話でつながる絵本の時間も設定されています。
このイベントは、2024年7月30日(火)から9月29日(日)まで開催されています。東広島市立美術館の開館時間は9:00から17:00(入館は閉館30分前まで)となっており、8月11日(日曜日・祝日)と9月16日(月曜日・祝日)は19:00まで開館しています。休館日は月曜日ですが、祝日の場合は翌平日が休館日となります。
観覧料は一般800円、大学生500円、高校生以下は無料です。学生証の提示が必要で、20名以上の団体は2割引きとなります。また、後期高齢者医療被保険者証や身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳保持者は無料です。東広島市立美術館は東広島市の中心部に位置しており、電車やバスでのアクセスが便利です。また、駐車場も完備されているため、車での訪問も可能です。
「東広島市制施行50周年記念 第36回現代絵本作家原画展 よこみちけいこ―日々のたからもの」は、心温まるよこみちけいこさんの作品世界を堪能できる素晴らしいイベントです。日常の中の宝物を見つけ出す彼女の作品は、訪れる人すべてに感動を与えることでしょう。家族や友人と一緒に、ぜひ東広島市立美術館を訪れてみてください。特別な時間を過ごせること間違いなしです。