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阿伏兎観音は広島県福山市沼隈町大字能登原にある臨済宗のお寺です。この寺は瀬戸内海に面した阿伏兎岬の突端に建つ朱塗りの観音堂が特に有名です。観音堂は985年に花山法王が十一面観音石像を祀り、航海の安全を祈願したのが始まりとされています。現在の観音堂は1570年に毛利輝元が建立したもので、国の重要文化財に指定されています。
阿伏兎観音は航海の安全や子授け・安産の祈願所として長く信仰されてきました。特に女性の乳房の形をした絵馬が多数奉納されており、子授けや安産の祈願に訪れる人々が多いです。また、阿伏兎岬の険しい海食崖と対照的な美しさは古くから歌川広重の浮世絵「六十余州名所図会」や川瀬巴水の風景版画などの絵画の題材に取り上げられており、志賀直哉の小説『暗夜行路』にも登場します。
阿伏兎観音は広く信仰を集めており、多くの観光客が訪れています。観音堂の建坪を岩肌いっぱいに取り、縁を軒より張り出させた独特の建築様式も特徴的です。阿伏兎観音は広島県福山市沼隈町大字能登原にあり、周辺には能登原交流館や特別養護老人ホームあぶと健生苑などの施設もあります。
広島県福山市沼隈町大字能登原1427-1