太歳神社は広島県三次市三次町にある神社です。この神社は比熊山の裾野に鎮座し、主祭神として木花佐久夜毘売命を祀っています。創建は伝大同3年(808年)と伝えられており、現在の社殿は万治元年(1658年)に再建されたものです。
この神社は、江戸時代から伝わる「稲生物怪録」にも登場し、毎年「三次物怪まつり」が開かれます。境内には「神籠石」と呼ばれる高さ370cmの石があり、結界として使われていたものとして大切に保存されています。また、太歳神社は漫画「朝霧の巫女」の舞台にもなっており、アーティストへの影響を与える風格ある神社です。
主な祭礼としては、毎年6月30日に「輪くぐり祭」が行われ、10月の第3日曜日には「渡御祭」が行われます。太歳神社は様々な時代の中でも人々から大切に信仰されてきました。
広島県三次市三次町1112-1