辻八幡神社の神殿入 伝統の神秘に触れる旅へ
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広島県三次市廻神町407番地1に位置する有限会社ふだば旅館は、長い歴史を持つ旅館です。昭和50年から営業を続けており、かつては関所として全国に通行手形を発行していた場所でした。その後、通行札が廃止され「札所」と呼ばれるようになり、現在の旅館名に残っています。
現在、4代目の札場孝信さんと女将の美恵子さんが旅館を営んでいます。過去には牛市場「十日市家畜市場」があった時代には、牛を売りに行く人々が利用していたり、「富山の薬売り」と呼ばれる人々が長期滞在していたりと、多くの人々の往来を支えてきました。高度経済成長期には中国自動車道の開通もあり、あちこちの企業が団体で利用するなど、時代の流れとともに歩んできました。
現在、ふだば旅館は三次市周辺への観光客のほか、サッカー選手や運動部の合宿で訪れる学生、長期滞在者の利用が多いです。特に女将の美恵子さんが提供する「ボリューム満点でおいしい料理」が人気の理由の一つです。毎週水曜日は「焼肉の日」で、精肉店から仕入れる肉を好きなだけ食べることができ、週一回は「鍋の日」もあり、毎週違う味を楽しむことができます。長期滞在中のお客さんには、個人的に希望のメニューを作ってくれるなど、優しい気遣いにあふれています。