広島県広島市南区翠にある広島大学附属中・高等学校講堂は、1927年に旧制広島高等学校の講堂として完成しました。この講堂はロマネスク復古様式を取り入れており、2階まで通じたバットレス状の外壁、正面入口のアーチ状の扉、円柱および階段の手摺りは濃淡のついた灰漆喰で石材のような質感を創り出しています。
この講堂は、広島大学の設立に伴い旧制広島高等学校が広島大学に包括されて皆実分校(教養部)となり、講堂では教養部の講義も行われていました。その後、1961年に校地交換によって附属中・高等学校が現在地に移転し、現在に至ります。
1994年2月には広島市より被爆建物として指定を受け、1998年には文化庁により有形文化財として登録されました。現在も学校行事の場として利用され、卒業生や在校生からも広島大学附属中・高等学校の象徴として愛され続けています。
広島県広島市南区翠1-1-1