西運寺は広島県福山市加茂町字芦原に位置する寺院です。この寺院は浄土真宗大谷派東本願寺に属し、900年の歴史を有しています。創建の経緯については、1580年に市場城主鱸越中の奥方の菩提寺として創建されたと伝えられています。
寺院の本尊は阿弥陀如来像であり、山門には1693年に市場城の城門を移築したものが残っています。また、西運寺は「タヌキ寺」とも呼ばれており、京都の俳人、歌人、画家が訪れ、タヌキの焼物を寄進した高橋道八の作品を所蔵しています。
西運寺は賀茂神社の南隣に位置し、かつては賀茂神社の別当寺でもありました。寺院内には花器や徳利などのコレクションが無料で公開されています。歴史的価値が高いこの寺院は、福山市加茂町の文化的遺産として重要な位置を占めています。
広島県福山市加茂町字芦原358