神辺城跡は広島県福山市神辺町大字川北にある歴史的なスポットです。この城跡は中世の典型的な山城で、曲輪や石垣などの遺構が残っています。近くには福山市神辺歴史民俗資料館が所在し、黄葉山の山頂に位置しています。
神辺城は南北朝時代から江戸時代初期にかけての日本の城で、別名として村尾城、神辺道上城、紅葉山城、楓山城などが存在します。城郭構造は連郭式山城で、天守構造は3重でしたが、現在は非現存です。築城主は朝山景連で、築城年は1335年(建武2年)です。主な改修者は山名理興で、主な城主には朝山氏、山名氏、杉原氏、毛利氏、福島氏が含まれます。
神辺城は度重なる改修を受け、江戸時代には福島氏により近世城郭として整備されましたが、福島氏に代わって入封した水野勝成は新たな城(福山城)を築いて神辺城を廃城としたため、現在は山頂や尾根を削った曲輪や掘割などが現存するのみとなっています。
広島県福山市神辺町大字川北