広島市西区草津港にある広島市役所食肉衛生検査所は、広島市健康福祉局が管轄する施設です。この施設は、広島市食肉市場内に位置し、食肉の衛生検査を担当しています。歴史的には大正4年に広島市福島町に設置され、昭和20年に原爆により被災した後、昭和22年に応急復旧工事が行われました。
この施設は、広島県から広島市に移管されたと畜検査業務を担当し、昭和35年に「広島市と畜検査所」として開設され、昭和39年に「広島市食肉衛生検査所」に改名されました。平成4年に現在の所在地に移転し、平成30年にタッチパネル式と畜検査管理システムを導入しています。
現在、施設は管理棟、生体検査室、病畜検査室などを備えており、獣医師や専門員が所属しています。施設の主な業務は、食肉の衛生検査や証明手数料の発行などです。広島市の食肉衛生に関する業務を一手に担っています。