シダレヤナギ(鶴見橋東詰)(被爆樹木)

広島県広島市南区比治山本町にあるシダレヤナギ（鶴見橋東詰）は、被爆樹木として知られています。このシダレヤナギは、原爆の爆心地から約1.7キロメートルの距離にあり、被爆した際に上部を失いましたが、新しい幹が成長し、現在も大きな枝を広げています。

このシダレヤナギは、鶴見橋東詰にあり、付近にあった古い橋のたもとで被爆しました。1990年に現在の橋がかけられた際に移植されました。元の橋は1880年に架けられ、東に飛んで行く鶴を見たことから「鶴見橋」と名付けられました。

原爆が投下された当時、この橋は木製で、熱戦のために燃え上がりましたが、人々が懸命に消火し、橋は残りました。多くの被爆者がこの橋を渡って比治山に避難しました。