広島県広島市南区松川町にある浄念寺は、浄土宗の寺院です。この寺院は、広島電鉄の稲荷町駅から徒歩わずか数分の距離にあります。外観は民家の様な感じで、本堂の前に佛旗が掲げられています。
浄念寺の歴史は、天正年中(1573~1591)に常安という僧により建立されたと伝えられています。もとは東町にあり、のち元禄年間(1688~1703)にこの西町に移されました。寺院は、洪水や火災などを経て、1991年(平成3年)に現在の鉄筋コンクリート造の形に再建されました。
寺院の施設には、2階を本堂とし、1階はさまざまな集会や行事に利用できる会館となっています。会館には、浄念寺ゆかりの渡辺哲信や武内俊子の資料も展示されています。鐘楼堂は、近辺ではあまり見られない、鐘の下に共鳴用の空堀を備えたものです。除夜の鐘は自由に撞いていただいています。また、墓地・無量寿塔(合同墓)・納骨壇(築地本願寺納骨堂内)もあります。
広島県広島市南区松川町