福岡県の九州国立博物館で、2025年に特別展「はにわ」が開催されます。この展覧会では、古墳時代の素焼きの焼き物である埴輪の魅力を存分に体験できる内容となっており、多くの来場者に埴輪の多彩な世界を味わっていただける機会です。
特別展「はにわ」は、九州国立博物館の開館20周年記念行事の一環として開催されます。2025年1月21日から5月11日まで、福岡県の九州国立博物館にて、さまざまな形の埴輪が展示されます。埴輪は古墳時代に作られたもので、その多様な形状から、人々の生活や信仰に関する理解を深める手がかりとなります。
この特別展が企画された背景には、埴輪の魅力を多くの人に知ってもらいたいという思いがあります。特に「挂甲(けいこう)の武人」という埴輪は、国宝として指定されるなど非常に貴重であり、この機会にアメリカから里帰りした作品も含む5体が一堂に会する場面が注目されています。
特別展「はにわ」では、円筒形から動物、人物まで幅広い埴輪が展示されます。さらに、埴輪が単なる学術的な興味だけでなく、幅広い年齢層に受け入れられるアートフォームとして展示されている点が魅力です。特に、最初に国宝に指定された「挂甲の武人」を含む埴輪が間近で見られる点は、非常に貴重です。
特別展では、人気キャラクター「すみっコぐらし」とのコラボグッズも提供され、子どもから大人まで楽しむことができます。これは、お馴染みのキャラクターが展示物としての埴輪に親しみをもたらすための工夫の一部です。
特別展「はにわ」は2025年1月21日から5月11日までの開催です。開館時間は午前9時30分から午後5時までで、金曜日と土曜日は夜8時まで延長されます。月曜日はお休みですが、特例で2月24日や5月5日など特定の日は開館します。
会場の九州国立博物館は、福岡県太宰府市に所在し、公共交通機関でもアクセスしやすい場所にあります。観覧券は前売り券が1,800円、当日券が2,000円で購入可能です。また、大学生以下は割引がありますので、学生証の提示が必要です。プレイガイドで購入する場合には手数料が適用されることがあります。
特別展「はにわ」は、九州国立博物館の20周年を祝う特別なイベントであり、埴輪の多様性や文化的背景を体験できる貴重な機会です。子どもも大人も楽しめる展示と、アートとしての埴輪の魅力を最大限に感じられる内容となっているため、訪れて充実した時間を過ごせること間違いありません。ぜひこの機会に福岡を訪れ、埴輪とともに博物館の20周年をお祝いしましょう。
福岡県太宰府市石坂4-7-2