おのみち住吉花火まつりは、広島県尾道市土堂にある住吉神社の例祭です。この祭りは毎年旧暦の6月27日前後の土曜日に行われ、約13,000発の花火が尾道水道を彩ります。クライマックスには音楽に合わせて音楽花火が打ち上げられます。
この祭りでは尾道水道を3隻の提灯船(山型・鳥居・御幣)や神輿の海上渡御が行われます。これはこの花火が神事であることを意味しており、人々の祈りが込められた祭りとなっています。
祭りの内容は多岐にわたります。御幸祭、神輿陸上渡御、祭典、生花展などが行われます。また、花火応援席も設けられており、最大入場者数約5,000名を予定しています。この祭りは尾道発展の基となった住吉浜構築の功績を称え、また住吉浜の海産物問屋の旦那衆が商売の繁盛と海上交通の安全を願い、江戸中期頃より行われています。