福本渡船は広島県尾道市土堂にある、尾道と向島を結ぶフェリーのひとつです。創業は明治22年(1889年)で、尾道水道を航行する3社の渡船の中でも最も古い歴史を持っています。現在も地元住民や観光客の足として広く利用されており、サイクリングロードに接続する向島側と駅に近い尾道側のアクセスが非常に良いため、人気の高い渡船となっています。
このフェリーは、林宣彦監督の映画「ふたり」「さびしんぼう」などにも登場しており、文化的な価値も高く評価されています。乗船中には、尾道の町並みや尾道水道を行き交う船々の間を縫って進む海上風景を眺めることができます。特に、夕方の時間帯には情緒のある景色を楽しむことができます。
福本渡船は、広島県尾道市の観光名所として知られており、サイクリストがしまなみ海道に入るための入口としても重宝されています。乗船の際には、現金での支払いが必要です。小銭の用意が必要なため、注意しておく必要があります。
広島県尾道市土堂1-乙792-26地先、尾道市向島町小歌島851地先