広島県尾道市長江にある尾道市立尾道南高校は、昭和24年の高校再編成により設立された夜間定時制高校です。この学校は「働きながら学ぶ」生徒を対象としており、全国でもめずらしい独立校として尾道市に設置されています。学科は普通科で、修業年限は4年間です。
生徒の多くは尾道地域から通学しており、定時制高校の特徴である「働きながら学ぶ」というスタイルを実践しています。「働くこと」「生活すること」「学ぶこと」を通して、生徒と教職員が一緒になって将来の生き方を考えています。この学校にはさまざまな年齢の経験を持った人たちが集い、学習面だけでなく「働くこと」を含めた日常生活の中から学んだり気づいたことを学校に持ち寄り、それらを通して互いに学びあう特色ある教育活動が行われています。
尾道南高校は、地域に開かれた、働きながら学ぶ場として、生涯のいつでも学べる場として、多様なニーズに対応し、それぞれが自己実現できる学校を目標にしています。この学校の教育活動は、生徒の多様なニーズに応じたものであり、地域との連携も強く、尾道市の教育の中心的な役割を果たしています。