西國寺は広島県尾道市西久保町にある真言宗醍醐派の大本山です。この寺院は天平年間中(729年 - 749年)に、行基菩薩が創建したと伝えられています。行基は尾道に立ち寄った際、加茂明神の霊夢を見たことにより、この地に開山したと言い伝えられています。
西國寺は、尾道七佛めぐりの一つに数えられており、多くの文化財を抱えています。特に有名なのは仁王門に安置されている大わらじで、健脚祈願の証として奉納されています。また、金堂や三重塔も重要文化財に指定されており、寺院の周辺には「摩尼山八十八ケ所」として地蔵が安置されています。
西國寺は、歴史的に重要な寺院であり、現在でも多くの人々が訪れています。特に新春には柴燈護摩や節分会などの祭りが行われ、桜が咲くシーズンには多くの人々が訪れます。西國寺は、尾道市の代表的な寺院の一つであり、文化的価値が高いスポットです。