広島県尾道市東土堂町にある「猫の細道」は、尾道で一番古い「艮神社」の東側から天寧寺三重塔にかけて続く約200メートルの細い路地です。この路地は、作家の園山春二氏が生み出した「福石猫」を1998年より設置し始めたことで、猫の細道と呼ばれるようになりました。
この路地には、福石猫や猫のオブジェが多く設置されており、猫好きの方々の注目を集めています。周辺には空き家を再生した隠れ家的なお店や美術館も点在しており、猫の気分でそぞろ歩きを楽しめる人気スポットとなっています。
また、猫の細道は「尾道イーハトーヴ」と呼ばれる空間プロジェクトの一環でもあり、古民家を改修したカフェ、バー、小物ショップ、美術館、庭園などが猫の細道ぞいに建ち並んでいます。尾道イーハトーヴの理想は「創造と再誕」であり、廃屋になった家屋を再生し、猫の通りみちとして親しまれています。
広島県尾道市東土堂町