広島県尾道市東土堂町にあるみはらし亭は、坂の上に位置する築100年の茶園(別荘建築)です。この建物は、戦後一時期旅館として活用された後、30年近く空き家になっていましたが、2009年から「尾道市空き家バンク」の事業委託を受け、再生プロジェクトが始まりました。現在は、尾道水道が望めるオープンスペースとして再生されており、日本遺産にもなった絶景が楽しめる箱庭的空間を歴史あるお寺や身近な自然とともに提供しています。
みはらし亭は、尾道の茶園文化を研究し、再生プロジェクトの一環として、古民家をゲストハウスとして運営しています。このゲストハウスは、JR尾道駅から徒歩20分の距離にあり、商店街を抜け、斜面地の「千光寺道」の石段を約360段上がったところに位置しています。建物の歴史的価値と建築的重要性が高く、尾道の観光のメインルートに位置するため、訪問者に人気があります。
この施設は、NPO法人尾道空き家再生プロジェクトが運営しており、2016年にはカフェも開業しています。訪問者は、ゆったりとした時間を過ごすことができ、コスパも高く評価されています。みはらし亭は、尾道の個性的なスポットとして知られており、訪問者に大きな印象を残しています。
広島県尾道市東土堂町15-7