向島・兼吉地区は広島県尾道市向島町に位置する、昭和レトロな雰囲気が漂う町です。この地区はかつて造船業で賑わった町で、現在はノスタルジックな町並みが残っています。尾道水道を挟んで対岸にあるこの町は、フェリーでわずか約5分でアクセス可能です。
この地区は大林宣彦監督の尾道新三部作『ふたり』『あした』の撮影地としても知られており、ロケ地巡りも楽しめる場所です。特に「バスの待合所」は映画「あした」で使われたロケセットを移築した建物で、内部には映画で使われた小道具や写真などが展示されています。また、港のかたわらにある「瀬尾ろ工作所」は日本で唯一の和船の櫓を作る製作所で、山側にある「文殊菩薩堂」には1787年に奉納された珍しい石仏が祀られています。
この地区には創業100年を数える自家製造のパン屋「住田製パン所」や「地サイダーの聖地」と呼ばれる「後藤鉱泉所」など、「この店ならでは」をウリにする店が今も健在です。さらに、広い敷地のスーパーがある「向島捕虜収容所」の跡地には、メモリアルプレートが設置されています。向島亀森八幡宮や向島中央小学校など、歴史的・文化的なスポットも多くあり、観光客に多くの魅力を持っています。
広島県尾道市向島町他