白滝山は広島県尾道市因島重井町にある観光スポットです。この山は標高226メートルで、瀬戸内海の展望スポットとして知られています。特に夕日が美しいスポットとして有名です。
白滝山は修験者の修行の場として古くから利用されており、永禄12年(1569年)には村上新蔵人吉充が布刈瀬戸の見張りどころとして観音堂を建立しました。江戸時代後期には、柏原伝六が神道、儒教、仏教、基督教の四大宗教の共通理念に基づいて「一観教」を開き、五百羅漢の石像群を刻みました。この石像群は現在、仁王門から山頂まで大小約700体が並んでいます。
山頂の展望台からは360度、瀬戸内の大パノラマを楽しむことができます。歌人吉井勇は「白滝の山に登れば眼路広し、島あれば海、海あれば島」と詠んでいます。また、本堂裏には「恋し岩」と呼ばれる伝説のある岩があり、触れると恋がかなうというパワースポットとして知られています。
広島県尾道市因島重井町