イチョウ(安楽寺)(被爆樹木)は広島県広島市東区牛田本町にある歴史的スポットです。このイチョウは原子爆弾の爆心地から2160mの距離にあり、1945年の原爆投下により幹を残して焼失しましたが、翌年には新芽が芽吹き、周囲の人々の勇気の源となりました。現在、樹高は20m、幹周は4.55mに達しています。
寺の本堂は1788年に建立され、原子爆弾の爆風で大きく倒壊しましたが、1994年に修復されました。現在も北に傾いており、被爆建物に登録されています。イチョウの幹の上部は珍しく枝分かれし、被爆した幹の爆心地方向には焼けた傷痕があります。
この被爆イチョウは、原爆による損傷を負いながらも現在まで生き続けており、広島市東区のシンボル的な存在です。被爆者に生きる力を与えたこのイチョウは、広島の平和と歴史を語る重要なスポットです。
広島県広島市東区牛田本町1-5-29 安楽寺