長全寺は広島県尾道市瀬戸田町高根に位置する曹洞宗寺院です。この寺院は、曹洞宗寺院としての歴史と文化を保守し、地域社会との結びつきを深めることで知られています。
長全寺は、15世紀以来この地域で勢力を張っていた戸張氏の菩提寺として栄え、寛永年間頃に現在地へ移転しました。寺院の本尊は釈迦如来像で、両脇侍には普賢菩薩像と文殊菩薩像が祀られています。また、境内には弘法大師像を安置した堂宇があり、四国霊場と同胎の東葛印旛送り大師講の1番、60番札所として知られています。
寺院は地域との結びつきを強く、教育や社会福祉活動にも積極的に貢献しています。特に、平成23年の東日本大震災の際には多くの檀信徒の協力を得て短期間で伽藍復旧を果たし、翌年には「復興への願いを込めて、南無大師遍照金剛」のスローガンの下、東葛印旛送り大師巡拝並びに大結願法要を多くの参詣者と共に厳修しました。現在、長全寺は地域の方々と想いを共にする開かれた寺院として活動を続けています。