ベル・カントホールは広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田にある音楽ホールです。このホールは「ベルカント」という名称がイタリア語で「よく響く美しい歌声」という意味を持つカンツォーネの歌唱法「ベルカント唱法」に由来しています。1986年に開館したこのホールは、純粋な音楽ホールとして設計されており、平均残響時間が2秒で音響効果に配慮されています。
ベル・カントホールはプロセニアム型ホールで、可動式音響反射板を備えています。ホールの座席数は646席で、1階が230席、2階が300席、3階が116席となっています。ホールの内装は瀬戸田町出身の日本画家、平山郁夫画伯の原画を基に製作された「瀬戸田曼荼羅」が特徴です。また、ピアノはベーゼンドルファーを使用しています。
ベル・カントホールは、瀬戸田市民会館と併設されており、会議室や図書館などが付帯しています。展示室もあり、市民会館ロビーが展示スペースとして利用されています。このホールは、音楽イベントや文化的な催しに適した施設として利用されています。
広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田535-1