広島県福山市駅家町大字中島にある最明寺は、弘仁13年(822年)に建立された古い寺院です。この寺院は高野山真言宗に属し、天台宗の寺院でもあり、新上総国観音霊場の7番札所として知られています。最明寺は歴史的に重要な場所で、北条時頼公が諸国巡歴の折に宿をとったと伝えられています。
寺院の周囲には多くの見所があります。大日洞は鎌倉時代の遺跡で、波乗り観音が祭られています。この洞窟では通常とは異なり、自分自身のことではなく家族や友人の健康や幸せをお願いすることができます。また、夫婦銀杏が夫婦で並んでおり、観音堂や三峰神社もあります。三峰神社は明治9年に創建され、北条時頼が詠んだ歌の中に登場する夕影の松があった場所だとされています。
最明寺の岩井山展望台は、緑のトンネルを少し行くと到着します。この展望台からは、昼間も夕焼けもきれいな海を一望することができます。特に桜と紅葉の時期がお勧めで、川津桜は3月頃から見ることができます。夜には星が撮れる最高のスポットでもあります。
広島県福山市駅家町大字中島608