正福寺は広島県福山市加茂町大字下加茂に位置する寺院です。この寺院は、北条時宗が鷹狩りの折に病気になり、夢枕に黄衣をまとった地蔵菩薩が現れ丸薬をくれたという伝承に基づいて、弘安元年(1278年)に開創されたと伝えられています。ただし、昭和9年の改修の際に発見された墨書銘により、室町時代の応永14年(1407年)に建立されたことがわかりました。
正福寺は、鎌倉の円覚寺舎利殿とともに禅宗様建築の代表的遺構として知られており、国宝建造物に指定されています。特に、地蔵堂はその建築様式と歴史的価値が高く評価されています。寺院内には小地蔵が多数奉納されており、地元では「正福寺千体地蔵堂」とも呼ばれています。
この寺院は、歴史的価値が高く、文化的価値も高いと評価されています。寺院の建築様式や歴史的な背景は、訪問者に深い印象を残すものです。
広島県福山市加茂町大字下加茂1073