福山市民病院は広島県福山市蔵王町に位置する病院です。この病院は1962年に福山市国民健康保険大門病院として開設され、1977年に現在の蔵王町に移転し、病床数を増やし、診療科目を増設し、診療機能を拡充してきました。現在では506床の圏域の基幹病院としての役割を担っています。
病院は施設の老朽化解消と新たな医療機能整備のため、増改築工事を行っています。この工事により、既存の東館・西館を改修し、現状の機能強化と新機能の整備を進めています。また、周産期母子医療センターを設置し、リスクのある出産に対応するMFICU(母体・胎児集中治療室)、低出生体重児、臓器に異常がある新生児を受け入れるNICU(新生児集中治療室)、NICUにて治療を受け安定した新生児を引き続き治療するGCU(新生児回復室)を整備しています。
救命救急センターも1階から2階に移設し、救急医療の体制を強化しています。さらに、屋上にヘリポートを設置し、救命救急センターへ直通する患者搬送エレベーターを整備し、より迅速な救急搬送が可能となっています。感染症病床もリニューアルし、必要な機能を十分に備えています。
広島県福山市蔵王町5-23-1