広島県福山市鞆町後地に位置する医王寺は、真言宗大覚寺派に属する寺院です。弘法大師が開いたと伝えられており、福島正則により再興された歴史ある寺院です。境内には木造薬師如来立像が置かれており、県の重要文化財に指定されています。
医王寺は、鞆の浦を見下ろす絶好のビュースポットでもあります。海沿いの平地から登る坂道を上ると、太子殿にたどり着けば、瀬戸内海国立公園の一部として指定された鞆の浦の町並みと仙酔島が眺望できます。この景色は1939年に発行された記念切手にも使われています。
寺院内には御影堂、本堂、鐘楼などが立ち並んでいます。御影堂の前に大伴家持の歌碑があり、歴史的な価値も高いです。医王寺は、歴史と自然の美しさを併せ持つ観光スポットとして人気があります。
広島県福山市鞆町後地1397