広島県福山市鞆町後地にある地蔵院は、中国地蔵尊霊場の第八番として知られています。この寺院は、かつて福島正則が築いた鞆城の二ノ丸跡にあり、廃城後に移転した歴史を持っています。現在の地蔵院は、石垣が特徴的な建造物で、寺院全体が鞆城跡の遺構となっています。
地蔵院の本堂には、全国で唯一の「木造十一面観音像」が安置されており、歯の健康を守る珍しい仏様として全国から信仰を集めています。この像は、口元から歯を覗かせている特徴的な姿をしており、珍しい仏像として知られています。
寺院の横には「仏庭十三仏・やすらぎ苑」があり、個性溢れる石仏が祀られています。この石仏は、不思議な雰囲気を感じさせるもので、寺院の特徴的な要素となっています。地蔵院は、歴史的価値と宗教的価値が高い寺院であり、観光スポットとしても人気があります。
広島県福山市鞆町後地1323-1