広島県福山市山野町大字山野にある福山電気株式会社山野発電所は、昭和初期に建設が始まり、約2年半で一部運転を開始し、3年で竣工した施設です。この発電所は、備後の豪商・藤井家の頭首が化学工場に送電するために設立されました。工費は150億円で、取水ダムも建設されています。
山野発電所は、当初の電気生産能力が1時間に1250kWで、年間に約900万kWの電気を生産しています。現在の出力は1,998kWに達しており、ESSが運営しています。
この発電所は、地域の電力需要に貢献しており、長年にわたり重要な役割を果たしてきました。歴史的価値も高く、福山市のインフラストラクチャーの一翼を担っています。
広島県福山市山野町大字山野967-1