広島市立幟町小学校

広島県広島市中区幟町にある広島市立幟町小学校は、1873年（明治6年）に開校した市立小学校です。広島市内で最初に開校した小学校であり、歴史的に重要な役割を果たしてきました。

学校の周辺は、北東部にJR広島駅や駅前商店街があり、南部には百貨店や映画館、飲食店が集中し、市最大の繁華街となっています。一方、北部には縮景園や広島県立美術館、広島女学院、幟町中学校などが隣接し、文教地区に位置しています。学校自体は、閑静な環境を保っています。

1945年（昭和20年）8月6日には広島市への原子爆弾投下により被爆し、校舎は全焼しました。校内には被爆したクロガネモチの木が2002年（平成14年）まで生存していました。また、卒業生である佐々木禎子にちなみ、毎年禎子の命日前後に全児童が集い、命と平和について考え合う「コスモス集会」が行われています。