広島県呉市下蒲刈町三之瀬にある三之瀬御本陣芸術文化館は、独立美術協会の重鎮として活躍した須田国太郎の作品を中心に、日本近現代の芸術家の作品を展示しています。建物は、江戸時代に対馬藩一行など多くの要人が宿泊所として使用した歴史と趣きのある「本陣」の外観を復元したものです。
この施設では、浮世絵版画を中心にその魅力に迫っています。特に「東都高名会席盡」という錦絵シリーズは、江戸の著名な料亭の風景や料理を背景に、各料亭の場所や屋号にちなんだ役者絵が描かれています。歌川豊国(三代)が描き、背景の料亭は、風景画を得意とした歌川広重(初代)が手掛けました。
このような浮世絵版画は広告媒体としても活躍し、墨による一色摺りから多色摺り(錦絵)へと色鮮やかに展開していきました。三之瀬御本陣芸術文化館は、浮世絵の華やかな世界をお楽しみください。
広島県呉市下蒲刈町三之瀬197