日本製鉄株式会社瀬戸内製鉄所呉地区は、広島県呉市昭和町に位置する大規模な製鉄所です。この製鉄所は、2020年4月1日に広畑製鉄所、呉製鉄所、堺製造所、東予製造所、及び大阪製造所を統合して発足しました。敷地面積は約149万平方メートルで、従業員数は3,183人(2021年3月31日時点)となっています。
この製鉄所は、高級薄板を中心とした各種製品の供給拠点として重要な役割を担っています。製品の生産に加えて、環境への取り組みも積極的に行っており、省エネルギー、資源リサイクル、緑化活動などに取り組んでいます。
しかし、2020年2月7日に全面閉鎖が発表され、2023年9月14日に全設備が停止しました。現在は、約10年かけて設備を解体する予定です。跡地については、防衛省が新たな防衛拠点を設ける計画を発表しており、日本製鉄、県、呉市が参加して内容を検討する4者協議が設置される予定です。
広島県呉市昭和町11-1