西教寺本坊は広島県呉市長ノ木町に位置する寺院です。この寺院は天台真盛宗の総本山であり、全国に400以上の末寺を持つ重要な仏教施設です。
寺院の歴史は聖徳太子(574-622)が創建したと伝えられており、その後天智天皇(626-671)から勅願を受けました。平安時代には延暦寺中興の祖良源(913-985)が修行道場として使用し、続いて横川の源信(942-1017)も修行を行いました。室町時代末期には真盛(1443-93)が入寺し、再興に尽力しました。以来、西教寺は戒律と念仏の道場として知られています。
寺院の境内には荘厳な風格を誇る本堂や、伏見城の遺構を移した客殿があります。客殿内部には狩野派による人物や花鳥襖絵が描かれており、また戦国時代には織田信長による延暦寺焼き討ちで焼失した後、明智光秀が寺の復興に尽力したため、境内には光秀一族の墓もあります。西教寺はその歴史と文化的価値から、多くの観光客を引きつけている施設です。
広島県呉市長ノ木町16-10