広島県呉市警固屋にある有限会社竹本電機は、電気計測器の国産化製造を始めた1916年に創業した企業です。戦後の復興需要に応える計測器を製造し、特に電力復興機材として全電力会社に電気計測器を大量に納入しました。
この企業は、戦災により工場が焼失した後も、残存設備を活用して復興に立ち上がり、1952年に電源開発事業団より生コンクリート製造に関する使用材料の国産初の記録計を開発納入するなど、技術革新に積極的に取り組んでいます。
また、竹本電機は、デジタル化やマイクロコンピューターの応用製品の開発など、技術の進展に対応し、各種の電子機器や工業計測器の分野に進出しています。科学技術庁長官賞を受賞するなど、技術が高く評価されています。
広島県呉市警固屋7丁目6-10