広島県呉市本通にある五月荘は、海軍関係の施設として知られています。この施設は、旧呉海軍下士官兵集会所として1903年に開設されました。集会所は、海軍軍人や艦艇乗員の休憩や娯楽のための施設で、飲食や宿泊、武道場などが揃っており、徐々に拡充されていきました。
五月荘は、戦後の占領期には英連邦軍が使用し、後に海上自衛隊青山クラブとなった。2017年にクラブが廃止された後は呉市に移管され、現在は閉鎖されています。敷地内には桜松館もあり、1945年の呉空襲では隣接する長官官舎とともに被害を免れました。
五月荘は、呉市の歴史的な施設として重要な役割を果たしており、現在は呉市が所管しています。施設の名称は時期により変化しており、戦前の名称は「下士卒集会所」で、1921年に「下士官兵集会所」に改称されました。
広島県呉市本通2-4-10