広島県呉市豊町大長にあるオレンジハウスは、瀬戸内海の中央に位置する大崎下島の玄関口にあります。この宿は、元々魚屋だったオーナーが30歳の時に始めたもので、6畳の客室が7室あります。ビジネス客が大半だったため、客室は質素ですが、窓を開けると瀬戸の島々が連なる景色と潮風に、時がゆっくり流れ始めます。
料理は旅館の会席ではなく、親戚の家の夕食のようなもので、魚の鮮度が驚くほど高いです。刺身は提供する30分前に水槽から上げてさばくという。宿の主人は、この町で生まれ育った人物で、船を持っており、島の周辺の海も庭のようなものらしいです。また、多趣味で、食堂内に展示してある革製品は主人の手作りです。
宿の隣には、桜の名所としても有名な東風崎神社があり、ここから見下ろす町の景色は一見の価値があります。みかんの出荷風景、古い街並みなど散歩も楽しいです。世間的にも注目されつつある御手洗歴史保存地区への拠点としても、間違いなく穴場の宿であるオレンジハウスは、瀬戸内海の自然と歴史を感じることができる貴重なスポットです。
広島県呉市豊町大長5982-1