御手洗町並み保存地区は、広島県呉市豊町御手洗にある大崎下島の東端に位置する歴史的な港町です。この地区は、江戸時代に西廻り航路の潮待ち・風待ちの港町として栄え、平成6年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
この地区は、大小の商家、茶屋、船宿、住宅、神社、寺院などが混在し、集落中心路、集落連絡路、集落生活路(小路)等が網の目のように巡っています。また、大波止、石橋、高燈籠、石垣護岸、雁木等、港町の生活上必要な土木的建造物が当時のまま現存しています。特に、常盤町には切妻造・妻入の町家群が建ち並び、住吉町には江戸時代に西国諸藩が利用した船宿の遺構が残っています。
この地区は、瀬戸内海交通の中継港として、時代時代に応じた発展を示し、その痕跡を今も集落内に留めています。歴史ある町並みを歩き回り、瀬戸内の温暖な景観を楽しむことができます。特に、映画やテレビドラマ、CMなどの撮影に多く利用されており、レトロな町並みが残っています。
広島県呉市豊町御手洗233