「令和5年度伊都国歴史博物館冬季特別展『東西日本の弥生文化 東京国立博物館収蔵コレクションより』」は、日本の歴史と文化に興味がある方にとって見逃せないイベントでした。終了済みの展覧会ですが、どのような展示が行われたのか、その内容を詳しくご紹介します。
特別展は令和6年1月27日から3月17日までの間、糸島市立伊都国歴史博物館で開催されました。
この期間中、毎週月曜日が休館日でしたが、2月12日は月曜日でありながら祝日のため開館し、翌日の13日が休館となりました。
会場は福岡県糸島市井原916番地にある、伊都国歴史博物館でした。
この展覧会では、北海道から九州まで日本各地の弥生時代の特徴的な資料を展示していました。
特に、同じ時代に生まれたにもかかわらず、その多様性が際立つ土器のコレクションが見どころでした。これにより、地域ごとの文化的差異を体感することができたでしょう。
弥生時代のアイコンともいえる銅鐸(どうたく)は、その音のために作られたのが始まりですが、次第に祭祀の象徴ともなりました。
本展では、1メートルを超える大きな銅鐸から、6センチほどの小さなものまでが展示され、地域による違いも興味深かったです。
今回の特別展では、普段は東京国立博物館に収蔵されている糸島出土の貴重な資料、とりわけ井原で見つかった細形銅剣(ほそがたどうけん)や勾玉、管玉が返還され展示されました。
3月2日には、明治大学教授の石川日出志さんを迎え、「弥生時代の日本列島―地域性と広域交流―」と題した特別講演会を開催しました。
講演は14時から15時30分までで、事前の申し込みが必要でした。
会場の伊都国歴史博物館は福岡県糸島市井原916番地に位置しています。
アクセスには、福岡市内からの公共交通機関や車での来場が便利です。
「令和5年度伊都国歴史博物館冬季特別展」は、多様な弥生文化を理解するうえで欠かせない貴重な資料を集め、来場者に新たな視点を提供しました。
過去の風景を絵画のように甦らせる銅鐸や、地域色豊かな土器の数々は、一見の価値がありました。
今後もまたこのような展示が行われる際には、ぜひ訪れて、さらに深い歴史の理解を楽しんでいただきたいものです。
福岡県糸島市井原916